history

イメージ:古名屋の歴史

明治・大正・
昭和・平成・令和
5つの時代を歩んだ道のり

5つの時代を歩んだ110年の歴史。
甲府市の中心街で、
幾多の困難や時代の変化に直面しながらも
お客様への感謝と真心のおもてなしを忘れず
一歩一歩進んでまいりました。

イメージ:古名屋の歴史

イメージ:古名屋の歴史

イメージ:古名屋の歴史

イメージ:古名屋の歴史

イメージ:古名屋の歴史

古名屋の歩み

  1. イメージ:古名屋の歩み

    降りしきる雪の中を
    一台の人力車が
    甲府へと走り出した。

    明治45年、大正元年という年は、白瀬中将率いる南極探検隊が南極に日章旗を掲ぐというニュースで明けた。日本で最初のスキー競技会が新潟で開かれ、日本初のタクシー営業が開始されたのもこの年。
    甲府「古名屋旅館」創業者・伴野かめよは38歳。鰍沢の街で二度の大水害に遭い、家業の宿屋「粉屋」の経営に危機感を抱いてかめよは甲府への進出を決意する。時代は富士川舟運から中央線の前線開通に伴い、宿場町として栄えた鰍沢から甲府へと山梨の発展は変わりつつあった。

    1912年冬、かめよと末娘マキ子を乗せた人力車は、祈りからの雪の中を甲府に発った。甲府の町で何が始まるのか、どんな生活が待っているのか全く分からなかった。不安ばかりが全身をおし包み「こんな心細いことは今までありませんでした」と後年マキ子がよく家の者に語ったという。
    「粉屋」の屋号の由来には現在でも諸説はあるが、かめよの亡夫・和三郎の生家が米屋だったからというのが有力となっているが、定かではないとのことである。

  2. イメージ:古名屋の歩み

    一面焼け野原。
    解放された温泉は
    市民の憩いの場だった。

    かめよは昭和14年、65歳で亡くなっている。彼女は古名屋の経営を軌道にのせ、蓄財を慈善事業へ注ぎ、歌舞伎見物を唯一の娯楽とした。病没の翌々年、帝国海軍はハワイ真珠湾を攻撃、第二次世界大戦がはじまった。昭和20年、戦局が劣勢となる中、甲府盆地は南太平洋から富士山を目印に飛来するアメリカ軍機のルート上にあった。

    7月6日午後11時23分空襲警報発令。町は138機編成のB29爆撃機の大規模空襲を受け、市街地の74%が灰燼と帰した。「たなばた空襲」とも呼ばれるこの奇禍には太宰治も逢っており、故郷の青森へ再疎開している。古名屋もまた全館を焼失した。一面焼け野原となった甲府の町。
    被害戸数が18,094戸。県庁舎と甲府会館、岡島百貨店は焼け残ったが、他は見渡す限りの廃墟となった。そんな中で古名屋は敷地内の温泉を一般市民に開放して暫しの憩いの場を提供する。そればやがて目覚ましい復興を遂げる甲府の転機となったことは想像にかたくない。

  3. イメージ:古名屋の歩み

    時代の変化に適応した
    先見の思想。
    そしてグローバルな視点へ。

    昭和48年、古名屋は旅館からホテルへ転身する。
    最初の案は3階建てだったが、四代目社長の完は「夢がない」と気に入らず、東急ホテルチェーンの協力を得て、地上8階、洋食や中華レストラン、洋宴会場を付帯した甲府で初めてのシティーホテルを完成させた。
    平成17年には 五代目社長公亮により、ブライダル専門部門として甲府市小瀬けやき通りに南フランスのリゾートをイメージしたゲストハウスウェディング会場「オルテルリー・ド・コートダジュール」を開業。
    平成22年、古名屋も「オリエンタルモダン」をテーマに、各所を改装。日本とアジアが融合された「都会の隠れ家」として訪れるゲストに癒しの空間を提供している。
    平成24年、「パティスリー和三郎」開業。古名屋創業者、伴野かめよの夫「和三郎」が地粉の商としていたところから由来した屋号。
    平成25年、甲府市北口のワイナリー「サドヤ」を古名屋グループの傘下に入れる。敷地内に婚礼施設「シャトー・ド・プロヴァンス」とレストラン「レアル・ドール」も増設し、古名屋のさらなる躍進に繋がっていった。

    古名屋が目指した「もてなしの心」はこうした時代の変化に適応した「先見の思想」に、そして近年は「グローバルな視点」での空間の提供である。しかし時代が変わっても感謝の気持ちを大切にし、お客さまと社員、地域と共に歩む思想はこれからも変わらないであろう。

Chronology

  1. 以前より山梨鰍沢町で宿屋「粉屋」を経営していた伴野かめよにより、甲府市錦町18番地(現在地)に古名屋旅館を創業。

  2. イメージ:戦前のビリヤード場

    当時としてはモダンな娯楽施設を作り、
    ビリヤード台や自動演奏ピアノを設置。

  3. 甲府大空襲により全館消失。焼け野原の市内で温泉を一般市民に開放した。

  4. 古名屋別館を甲府市白石町に開業(二代目当主 伴野和夫の三男 実による)。

  5. 甲府市内温泉の発掘成功により、源泉を現在の位置に替え、隣地に地下温泉風呂を設置。

    イメージ:洋食調理部

    東側棟を建設し、和食調理場を移設、洋食調理部を設置し、洋食レストラン「シャスラン」を開業。また洋客室を併設。

  6. 四代目当主、伴野完により、地上8階地下1階のシティーホテルを完成。
    県内初の洋式宴会場「アレキサンドリア」を設置。
    中華レストラン「蘭園」、会員制スカイラウンジ「ベリエー」が開業。

  7. 和宴会場「鶴の間」を洋宴会場へとリニューアルし、スカイラウンジ「ベリエー」も宴会場へと転身。

  8. 1階ロビーの庭を滝に改装。

  9. 立体駐車場(現第三駐車場)及び事務所棟を建設。

  10. 1階の温泉の改装。

  11. 1階ロビーと2階のバンケットを改装し、「アレキサンドリア」を「芙蓉」と改名。

  12. 4階スペースに「クレーランドチャペル」を新設。

  13. イメージ:ウエディング会場

    五代目当主、伴野公亮により、小瀬けやき通りにゲストハウスウェデング会場「オステルリー・ド・コートダジュール」をオープン。

  14. イメージ:正面玄関

    正面立体駐車場を設置し、正面玄関を全面改装。

  15. イメージ:古名屋100周年

    古名屋100周年。
    西側駐車場を改装し、「パティスリー和三郎」を開業。

  16. イメージ:サドヤワイナリー

    サドヤワイナリーを古名屋グループの傘下に入れる。
    ゲストハウスウェデング会場「サドヤ シャトー・ド・プロヴァンス」、レストラン「レアル・ドール」開業。

  17. スイートルーム2室新設。

  18. 2016年・17年・18年 パティスリー和三郎の和三盆クッキーでモンドセレクション金賞を3年連続受賞。

  19. 古名屋110周年 和三郎リニューアルオープン。
    9月に新規グランピング事業を開始。山中湖に「Piilo」 をグランドオープン。

  20. 富士河口湖にグランピング施設「AWAUMI」のグランドオープン。

イメージ:館内

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